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【東京都東大和市てどんなところ？？】

東京都東大和市は、東京の多摩地区北部にある市です。面積は13.42平方キロメートルですが、市の北部には広大な狭山丘陵と多摩湖が広がっています。この多摩湖は正式には「村山貯水池」といい、1927年（昭和2年）に完成した東京都水道局の人造湖で、東京都内の他県にまたがらない湖の中では最大のものになります。多摩湖といえば、隣接する東村山市の歌であり、「ザ・ドリフターズ」の志村けんさんによるコミカルなアレンジで全国に広まった「東村山音頭」では「東村山、見渡しゃ多摩湖」と歌われていますが、東村山市にあるのは多摩湖を望める狭山公園で、湖の大半は東大和市の市域内に広がっています。この多摩湖の周辺には、東京都立狭山自然公園が整備され、公園を含む多摩湖エリアが市域の約23パーセントを占めています。
東大和市の前身は、1919年（大正8年）に、現地の六村が合併して誕生した「大和村」です。この村名の由来は、それまで争うことも多かった六つの村が「大いに和して」一つになるという意味がこめられています。その後、1954年（昭和29年）には町制が施行されて大和町になり、そして1970年（昭和45年）の市制施行により東大和市と改称されました。この改称は、神奈川県の大和市や、ほぼ同時期に市制施行した埼玉県の和光市との混同を避けるために「東京の大和市」という意味で「東大和市」と名づけられたものです。
東大和市は、かつては農業や養蚕も盛んで、現在でも農産物としては狭山茶、多摩湖梨、東京りんごなどが名産になっています。しかし近年では農地から住宅地への転用が増え、都心のベッドタウンのしての趣が強くなっています。市内にある西武拝島線の東大和市駅から、高田馬場駅、西武新宿駅までは30分程度で出ることができ、また三多摩地域の中核都市である立川市までは、多摩モノレールで10分程度になります。
狭山丘陵や多摩湖を中心とする豊かで美しい自然環境と、都市部に出やすい利便性から、都内でも家族で暮らしやすい市として知られる東大和市ですが、特筆すべき点は、市を挙げて「病児、病後児保育のお迎えサービス」「保育コンシェルジュ」「保育施設の拡充」など、共働き家庭の子育て支援に力を入れている点です。
そのためか東大和市は、2014年（平成26年）から2016年（平成28年）にかけて、東京23区と26市の中で、平均出生率が3年連続ナンバー1になっています。市の人口も年々増えており、2017年（平成29年）には全国の「共働き子育てしやすい街ランキング」第3位に選ばれるなど、市民が家族で暮らす上で、極めて優れた住環境と行政サービスを誇っています。
そんな東大和市の名所としては、やはり前述の多摩湖（村山貯水池）と狭山自然公園になります。東大和市の北部を占める広大な多摩湖の風景は実に壮観なものです。また湖にある村山下第一取水塔は、高さ27.1mの塔ながら、大部分は湖の水面下に隠れ、西洋建築やモスクのドームを思わせる屋根は「日本で一番美しい取水塔」と評されており、東大和市の代表的な光景として、市のパンフレットやホームページなどにもよく用いられています。狭山自然公園にはサイクリングコースがあり、緑に囲まれて美しい多摩湖を眺めながらのサイクリングやジョギングが楽しめ、市民の憩いと健康増進の地になっています。多摩湖の北側は埼玉県所沢市になりますが、西武園ゆうえんちや西武ドーム（メットライフドーム）があり、多摩湖周辺には、公園を含めて家族で楽しめるアミューズメント施設が揃っていることになります。
みどり率の高い東大和市には、他にも数々の緑地があります。多摩湖の南側にある東大和市立狭山緑地は、自然の雑木林を保全した緑地であり、植物や昆虫、鳥類などを身近に観察できる貴重な森林になります。またこの緑地内にある東大和市立郷土博物館のメインテーマは「狭山丘陵とくらし」であり、狭山丘陵の全体を活動の場として、東大和市の歴史や民俗、自然に関連する事業を行っています。博物館内にはプラネタリウムもあり、天文に関する知識も提供しております。
東京都立東大和公園は、狭山自然公園と狭山緑地の間にあり、やはり狭山丘陵の雑木林をほぼそのまま残した都立最初の丘陵地公園で、人の手が入らない自然を満喫できます。
また多摩湖からは離れて市の南側、立川市寄りには、旧日立航空機立川工場変電所があります。この変電所は戦時中、軍需工場へ送電する施設として1938年（昭和13年）に作られ、時代につれて屋内にある変電施設を更新しながら1993年（平成5年）まで実際に変電所として使われてきた建物です。そのため1945年（昭和20年）には戦局の激化により、米軍の戦闘機による機銃掃射や、B-29の編隊による空襲を受け、隣接していた工場は大破しましたが、この変電所は、建物に無数の銃撃痕を残しながらも、大きな被害は免れました。
現在では変電所の周辺は都立東大和南公園となり、変電所の建物は公園内の文化財として整備されています。1995年（平成7年）には東大和市の史跡に指定されました。普段はこの変電所内には立ち入りできませんが、特別なイベントの際には一般に開放され、建物の内部を見ることもできます。
芋窪にある豊鹿嶋神社は、蘇我倉山田石川麿が707年（慶雲4年）に創建したといわれる神社で、室町時代に建立された都内に現存する最古で唯一の本殿は、東京都有形文化財に指定されています。この本殿の建築年代は1550年（天文19年）だと考えられていました。しかし1992年（平成4年）から1994年（平成6年）にかけての解体修理時に発見された棟札から、大工二郎三郎近吉の手で1466年（文正元年）に建立されたことが判明しました。また神社にある獅子頭三点と狛犬は、東大和市の重宝になっています。
この獅子頭は江戸時代後期の作で、豊鹿島神社では明治時代に獅子舞が途絶えたため、かつて獅子舞が行われていたことを示す唯一の資料になっています。本殿前に安置される狛犬は、東大和市内でも唯一の木製です。木製の狛犬は三多摩地方の全体でも、豊鹿島神社の他に、大国魂神社や谷保天満宮など数例が知られているだけで、非常に貴重な品といえます。
この狛犬は阿形、吽形とも台座裏に、1670年（宝暦10年）に加治中山下宿（埼玉県飯能市中山）の塗師によって製作されたと示す墨書銘があります。ただ木彫に携わった者の名がないため、これは修理の記録であり、実際の製作年代はさらに遡る可能性も存在します。
東大和市で行われるイベントとしては、まず3月に行われる多摩湖駅伝があります。多摩湖周辺は1978年（昭和53年）に、全国初の女子フルマラソンが開催された場所でもあり、適度な起伏のあるランニングコースになっています。駅伝では多摩湖から吹くさわやかな春風に乗り、参加するコースによって天候次第で富士山やスカイツリーまで見渡せる絶景や、ソメイヨシノやヤマザクラなど公園内の満開の桜並木を堪能しながら走ることができます。四人一組のチームで走り通し、優勝チームへの賞品や特別賞、参加賞として、東大和市の友好都市である福島県喜多方市の新米や、名物喜多方ラーメンなどのプレゼントもあります。
4月には、東大和市グルメコンテスト「うまかんべぇ～祭」が開催されます。このイベントは地域住民の交流と、東大和のさまざまな食文化の魅力を生かして、地域社会を活性化する目的のイベントです。2012年（平成24年）に第1回が開催されて以来、毎年の恒例となり、今年2019年には第9回が行われる予定です。イベント名の「うまかんべぇ」とは多摩地域の方言で、自慢の料理を勧めて「美味しいからどうぞ召し上がれ」という意味で、おもてなしの心を含めた言葉になります。
このイベントではグルメコンテストをはじめ、フリーマーケットやダンスイベント、コンサート、また旧日立航空機立川工場変電所の内部公開など、さまざまなイベントが行われます。またイベントのマスコットキャラクターで、「お椀」と「犬（わんこ）」をかけたデザインのゆるキャラ「うまべぇ」の活躍も見どころです。
9月には、豊鹿嶋神社例大祭、清水神社秋季大祭、高木獅子舞など、東大和市の長い歴史と伝統を示す祭が行われます。
10月に行われる「ひがしやまとスイーツウォーキング」は、清々しい秋の空気の中、東大和市の観光スポットなどを散策しつつ、和菓子、洋菓子、パンなど、市内で人気のスイーツ店の逸品を食べ歩くウォーキングイベントです。コース上のチェックポイントとなるお店で提供される試食品を食べるとスタンプが押され、すべてのスタンプを集めてゴールすると、素敵な完歩賞をもらえるという特典もあります。
近年では、お子様を連れたご家族でも楽しめる短めの「ファミリーコース」と、秋のスポーツを兼ねて長めのウォーキングを堪能できる「健脚コース」に分かれて開催されています。
11月の「東やまと産業まつり」は、市内の農業や商工業の振興と理解を深めることを目的に開催される祭りで、2019年度には記念すべき50回目を迎えます。商工部門では企業の展示会や即売会、模擬店などが開かれ、農業部門では地産の農産物を中心とした植木、苗木などが販売されます。中でも「野菜宝船」の展示と宝分けは、毎年、長蛇の列ができる人気の催しです。他にも東大和市の友好都市である喜多方市の物産販売、市民フリーマーケットなど他にも盛りだくさんのイベントが開催されます。
またほぼ同時期に東大和市社会福祉協議会が主催する「東大和市福祉祭」は、福祉団体による食品、雑貨など物品の販売や展示、模擬店やアトラクションの開催などが行わます。模擬店などの収益金は、市の地域福祉推進のために使われます。
12月の初頭には東大和市ロードレース大会が開催されます。これは都立東大和南公園の陸上競技場トラック内をスタートおよびゴール地点として、周辺道路をコースとしたロードレース大会です。コースに高低差がないためマラソン初心者でも走りやすくなっています。2.5kmと5kmのコースがあり、それぞれ男女別、年齢別の部門で順位を決めます。また完走者全員に完走証が発行されます。
このような家族揃って楽しめるさまざまなイベントも、東大和市の暮らしやすさと魅力を支えているといえるでしょう。

【東京都東大和市の場所】

東京都東大和市は都心から約30km離れた東京の多摩地域北部にあり、埼玉県に接している市です。市の東部は東村山市、西部は武蔵村山市、南部は立川市と小平市、北部は埼玉県所沢市に接しています。市の北部に狭山丘陵と約3.1平方メートルの広大な多摩湖を擁しており、非常に自然の豊かな市です。市の形は、多摩湖エリアを髪の毛として、口笛を吹く人の横顔のようにも見えます。
都心や立川エリアへのアクセスもよく、市政では、共働き家庭のための子育て支援など、家庭向けの行政サービスを重視しているのが特徴です。その影響か、近年では年ごとに市の人口が増え続け、東京都の23区と26市の中で3年連続平均出生率ナンバー1を記録する。また全国の「共働き子育てしやすい街ランキング」で第3位に選ばれるなど、全国的に見ても暮らしやすさの評価が高い市になっています。
そんな東大和市の市章は、市名の「大」の字が翼を象り、二重の円を描いて大空に羽ばたく形のデザインになっています。この円形のデザインは「和（輪）」のダブルミーニングでもあり、東大和市の発展と和合を象徴しています。
また東大和市のゆるキャラには「うまべぇ」がいます。この「うまべぇ」は2012年（平成24年）4月に、東大和市で初めて開催された食の祭典「東大和市グルメコンテスト・うまかんべぇ～祭」のマスコットキャラクターとして考案されたもので、「お椀」と「わんこ（犬）」をモチーフに、おわんの中から顔を出す犬の姿がキャラクター化されています。舌を出した愛嬌のある表情が人気となり、現在では市のさまざまなイベントに登場する他、お菓子やマスコットなど、数々のキャラクターグッズにもなっています。
市の木は、昔から武蔵野で防風林として利用されていたケヤキ。市の花は市内の丘陵地帯に多く自生するツツジです。

【東京都東大和市の鉄道路線】

西武鉄道
西武拝島線
・東大和市駅
多摩都市モノレール線
・上北台駅
・桜街道駅
・玉川上水駅
（市民に利用されている中心的な駅は東大和市駅です。多摩都市モノレール線、西武拝島線の玉川上水駅は立川市との境界にあり、多摩都市線は東大和市、拝島線はは立川市の所属になります。また東村山市にある西武多摩湖線、武蔵大和駅は、東大和市域に近接しています）

東京都東大和市のバス
・西武バス（路線バス、深夜急行バス）
・東大和市コミュニティバス「きよバス」
・都営バス
・西武バス
・立川バス

コミュニティバス
・東大和市「ちょこバス」
・武蔵村山市MMシャトル

【東京都東大和市の主要道路】

青梅街道
新青梅街道
芋窪街道
中央通り
桜街道

【東京都東大和市出身の芸能人】

東京都東大和市の出身者の人物として、芸能界では、若干14歳で是枝裕和監督の映画「誰も知らない」の主演を務め、2004年（平成16年）の第57回カンヌ国際映画祭コンペティション部門において、史上最年少かつ日本人で初のカンヌ国際映画祭最優秀男優賞を受賞した俳優の柳楽優弥さんがいます。また子役やアイドル歌手を経て、女優として数々のドラマや映画に出演。名優、藤田まことさん主演で、スペシャル版を含めれば20年以上の長期シリーズとなったテレビドラマ「はぐれ刑事純情派」にて長年、藤田さん演じる「やっさん」こと安浦吉之助刑事（巡査部長）の娘、安浦ユカを演じた小川範子さんも、中学生時代は東大和市に住んでいました。
声優の粕谷雄太さんも東大和市出身です。粕谷さんは80年代にアニメ化されて一世を風靡した車田正美さんの漫画「聖闘士星矢」で、近年のアニメリメイク版において、人気キャラクターであるアンドロメダ瞬の声優（二代目）を担当する他、昭和の時代から半世紀に渡って定期的にアニメ化され続けた水木しげるさんの国民的名作であり、現在放送中の「ゲゲゲの鬼太郎」6期の中でも、作品の歴史とテーマを凝縮した名作として名高い第23話「妖怪アパート秘話」において、妖怪あかなめを演じています。
プロ野球界の東大和市出身者には、オリックスバファローズ、東北楽天ゴールデンイーグルス、シアトル・マリナーズなどを経て、現在は読売ジャイアンツの岩隈久志選手。広島カープスや読売ジャイアンツ、西部ライオンズなどを経て、現在は読売ジャイアンツの打撃コーチを務める江藤智コーチ。広島東洋カープ内野手の菊池涼介選手などがいます。
プロサッカー界では、レノファ山口FCの森田耕一郎選手。AC長野パルセイロの阿部伸行選手。FC東京の林彰洋選手。ジュビロ磐田の高橋祥平選手などが東大和市の出身です。

【東京都東大和市町域別対応エリア】

ア行

芋窪1（イモクボ1)、芋窪2（イモクボ2)、芋窪3（イモクボ3)、芋窪4（イモクボ4)、芋窪5（イモクボ5)、芋窪6（イモクボ6)

カ行

上北台1（カミキタダイ1)、上北台2（カミキタダイ2)、上北台3（カミキタダイ3)、清原1（キヨハラ1)、清原2（キヨハラ2)、清原3（キヨハラ3)、清原4（キヨハラ4)、湖畔1（コハン1)、湖畔2（コハン2)、湖畔3（コハン3)

サ行

桜が丘1（サクラガオカ1)、桜が丘2（サクラガオカ2)、桜が丘3（サクラガオカ3)、桜が丘4（サクラガオカ4)、狭山1（サヤマ1)、狭山2（サヤマ2)、狭山3（サヤマ3)、狭山4（サヤマ4)、狭山5（サヤマ5)、清水1（シミズ1)、清水2（シミズ2)、清水3（シミズ3)、清水4（シミズ4)、清水5（シミズ5)、清水6（シミズ6)、新堀1（シンボリ1）、新堀2（シンボリ2）、新堀3（シンボリ3）、蔵敷1（ゾウシキ1）、蔵敷2（ゾウシキ2）、蔵敷3（ゾウシキ3）

タ行

高木1（タカギ1）、高木2（タカギ2）、高木3（タカギ3）、立野1（タテノ1）、立野2（タテノ2）、立野3（タテノ3）、立野4（タテノ4）、多摩湖1（タマコ1)、多摩湖2（タマコ2)、多摩湖3（タマコ3)、多摩湖4（タマコ4)、多摩湖5（タマコ5)、多摩湖6（タマコ6)、中央1（チュウオウ1)、中央2（チュウオウ2)、中央3（チュウオウ3)、中央4（チュウオウ4)

ナ行

仲原1（ナカハラ1)、仲原2（ナカハラ2)、仲原3（ナカハラ3)、仲原4（ナカハラ4)、奈良橋1（ナラハシ1)、奈良橋2（ナラハシ2)、奈良橋3（ナラハシ3)、奈良橋4（ナラハシ4)、奈良橋5（ナラハシ5)、奈良橋6（ナラハシ6)、南街1（ナンガイ1)、南街2（ナンガイ2)、南街3（ナンガイ3)、南街4（ナンガイ4)、南街5（ナンガイ5)、南街6（ナンガイ6)

マ行

向原1（ムコウハラ1)、向原2（ムコウハラ2)、向原3（ムコウハラ3)、向原4（ムコウハラ4)、向原5（ムコウハラ5)、向原6（ムコウハラ6)